専制政治を共産党が支持したという悲劇は歴史上ほかにも例はありますが、国王に土下座して合法の道を歩む姿には情けない気持ちを禁じえませんでした。
モロッコは日本よりも広い国土に二千万以上の人口をかかえ、潜在的に大きな国力をもっています。
気候もいい、クスクスをはじめとする食物もいい、ワインもうまい。
ただただ、国民を奈落の底に陥しいれているこの国の政治がもっとましなものになることを願わずにはいられません。
専制政治を共産党が支持したという悲劇は歴史上ほかにも例はありますが、国王に土下座して合法の道を歩む姿には情けない気持ちを禁じえませんでした。
モロッコは日本よりも広い国土に二千万以上の人口をかかえ、潜在的に大きな国力をもっています。
気候もいい、クスクスをはじめとする食物もいい、ワインもうまい。
ただただ、国民を奈落の底に陥しいれているこの国の政治がもっとましなものになることを願わずにはいられません。
フランスの旧保護領であったモロッコは、言葉はもちろん、生活のあらゆる分野にフランスの影響をのこしており、貿易相手もフランスが第一位(二〇%)です。
しかしレーガン政権は「モロッコは中東地域の戦略的入口」と再認識し、大西洋同盟の南への拡大、緊急投入部隊の設置、軍事援助の急増(八三年から年一億ドル以上)などのモロッコ重視の方針をとっています。
国王は西サハラ情勢がきびしいおり、近代兵器の供与を得るたあ米国への依存と傾斜を強めています。
こうした国王専制のもとでモロッコの革新勢力は、「ハッサン個人権力」反対の運動をすすめています。
この国の共産党にあたる社会主義進歩党(アリ・ヤタ書記長)は八〇年まで非合法でしたが、その後、国王支持、西サハラ併合支持をうちだし、王制擁護・支持勢力となっています。
ハッサン国王の親書をもって社会主義諸国に「兄弟党」の名で訪問する「独自の役割」を果たしているのです。