織女は天上界の天王の末娘であり、牛郎は地上界の困窮の農家に生まれた天涯孤独な農夫でした。
織女は天王に地上界に下りてみたいとお願いをして、一度だけという条件で許しを得て地上界へと下りました。
そのときに出会った牛郎と恋に落ち、ふたりは夫婦となり、1男1女をもうけました。
貧しいながらも幸せな暮らしをしていたふたりだったのですが、いつまでも帰らない織女に怒り狂った天王は、織女無理矢理地上から連れ戻します。
織女は何度も天王に地上界へ戻してくれるよう頼みましたが、聞き入れてはくれません。
毎日毎夜、泣きくれる織女に、母である皇后は自分の髪の簪を抜き、その簪を一振りして天上界から地上界をつなぐ橋となる銀河を作ったのです。
1年に1度、7月7日の晩にだけ天の川となって、天上界と地上界を結ぶ橋になります。
しかし、地上界の者はその橋を渡ることはできません。
そこで牛郎はふたりの子供をつれて1年に1度だけその橋のたもとから、向こう岸の天上界にいる織女を見るようになったのです。