ちまきのように、中国の点心やお菓子類には、昔の物語が由来となっているものが少なくありません。
たとえば、横浜中華街のお土産に中華菓子の「月餅(ユェーピン)」が売られています。
中華菓子のなかでは一番人気のあるお菓子ですが、中国でこの月餅は、日本のように年中売っているものではなく、祝い事や行事のときにだけ食べる習慣があります。
とくに旧暦の8月15日(中秋節)に、明るくまん丸の満月を見ながら家族、親族を含めて一家団欒で食べるのです。
それを真似て中秋節が近くなると、横浜中華街でも重慶飯店や華正楼の売店で中秋月餅を売り出すようになりました。
月餅の由来は、有名な中国の民話「天牛と織姫」あるいは「牛郎織女」にあります。
これは日本では七夕伝説として知られる話です。